アメリカ環境保護庁、温室効果ガスインベントリを公表
発表日:2011.04.18
アメリカ環境保護庁(EPA)は、温室効果ガス排出量及び吸収量インベントリ報告書1990-2009を発表した。今年で16回目となるこの報告書によると、2009年の温室効果ガスの総排出量は前年に比べ6.1%減少しており、これは、アメリカ経済全体にわたって燃料や電力の消費が減少したことに起因しているという。6種の温室効果ガス(CO2、メタン、N2O、HFC類、PFC類、SF6)の2009年における総排出量は、CO2換算で約66億3300万トン。これは1990年に比べて7.3%以上の増加となるが、1996年以降の年間排出量の中では最も少ない。この報告書には、1990年から2009年までの国レベルでの温室効果ガス排出量とともに、森林、草木、土壌などの吸収源によって大気中から取り除かれたCO2の量も算出されている。報告書には国内の利害関係者からの意見も反映されており、アメリカから国連気候変動枠組条約(UNFCCC)事務局に提出される最新の報告書となる。
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