カナダ環境省、オイルサンド採掘地域の統合モニタリング計画を公表
発表日:2011.07.21
カナダ環境省は、オイルサンド(油砂)の採掘地域を対象に、水質、大気質、生物多様性を監視する統合モニタリング計画を公表した。カナダ政府は、今後、採掘地域のあるアルバータ州や産業界と協力して計画実施のための戦略を策定し、計画を実施していく。ケント環境大臣は、「オイルサンドは、アルバータ州だけでなくカナダの全国民に重要かつ長期的な経済的利益をもたらすが、その一方で、今後何世代にもわたって、環境や生物多様性の保護に重点をおいて開発していかなければならない資源でもある」と述べており、この統合モニタリングで得られる様々な情報は、この重要資源を環境に配慮しつつ持続可能なかたちで開発していくための、科学的基盤となるものとされる。政府は、採掘地域をはじめ、州や学術機関などの専門家と共同で、モニタリング計画の策定を行ってきた。また、2010年にオイルサンド審議会によって提言された原則(包括的であること、透明で利用しやすいこと等)にも従っている。
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