UNEP親善大使、初のアフリカ公式訪問で持続可能エネルギーの重要性をアピール
発表日:2012.01.12
国連環境計画(UNEP)の親善大使を務めるスーパーモデルのジゼル・ブンチェンが、アフリカへの初の公式訪問としてケニアを訪れ、すべての人に持続可能エネルギーを供給することの重要性をうったえた。「すべての人のための持続可能エネルギーの国際年」(2012年)の認知を高めることを目的とした今回の訪問で、ブンチェンは、バイオガスセンターや小水力発電所の視察、燃料効率の高い調理コンロの見学など、エネルギー不足の現実と持続可能なエネルギーの利用による生活の変化を体験し、「すべての人に持続可能なエネルギーを届けることが必要。それは、世界の投資額のわずか2%で実現できる」と述べた。電気利用の格差はいまだ大きく、世界の5人に1人は電気を利用できないでいる。また、約半数は屋内での焚き火により調理をしており、ここから排出されるブラックカーボンは深刻な健康被害を引き起こし、温暖化や作物被害の要因にもなっているという。UNEP事務局長は、6月に開催されるRio+20 に向け、前向きな変化を促すために効果的なアピールであったと今回の訪問を評価した。
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