国連環境計画（UNEP）、都市同盟、国連人間居住計画（国連ハビタット）、世界銀行は、オンライン情報提供サイト「都市と気候変動ナレッジセンター」（K4C）を立ち上げた。世界人口の半数以上が都市に居住する現在、都市政策の成否が将来に及ぼす影響は極めて大きい。このためK4Cでは、多様な事例をふまえた都市政策決定ができるよう、これまでに実践された低炭素社会やグリーンエコノミーへの移行成功例等の情報提供をするという。簡単な操作でアクセスできるK4Cには、１）都市と気候変動に関する文書を検索できるオンライン図書館、２）世界の都市の、気候変動に関する計画や実践状況が分かる世界地図、3）支援している専門機関の総覧とその関連情報、が掲載されている。また、K4Cを立ち上げた4機関が協力して質の高いデータベースを作成したので、目的の情報を得られる確率が高いという。K4Cは、都市政策実践者や専門家に文書、計画案等の提出・助言の協力も要請、リオ＋20採択結果実現に不可欠な都市政策改革のための、情報基盤の提供を目指している。