カナダ、汚染地浄化への第二次行動計画を開始
発表日:2012.10.04
カナダのケント環境相は2012年10月4日、カナダ政府が第二次(2011-2016年)連邦政府汚染行動計画(FCSAP)を開始したと発表した。FCSAPは2005年、カナダ政府が35億ドルの予算で、汚染地が及ぼす環境や人の健康へのリスク軽減のために発足した15年間のプログラム。土地の浄化活動のほか、北部や農村地域に住む先住民共同体を含むカナダ国民の技能開発、研修、雇用の支援も行っている。今回承認された第二次FCSAPでは、最も優先度の高い汚染地が重点的に修復される計画で、今後2014年末までの3年間に、約1100ヶ所の修復活動と約1650ヶ所の汚染評価のため10億ドルが出資されるという。雇用と経済成長を優先課題とするハーパー政権は、今回の第二次FCSAPによりカナダ全体の汚染地管理及び修復で7300人の雇用創出が期待できるとしている。将来世代のための環境修復を目指して、同プログラムは2020年まで継続される予定。
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