(独)国立環境研究所、研究プロジェクト報告3件を公表
発表日:2013.02.06
(独)国立環境研究所は、研究プロジェクトの成果報告書を公表した。今回公表されたのは、1)資源作物由来液状廃棄物のコベネフィット型処理システムの開発(研究代表者:珠坪一晃)、2)二次生成有機エアロゾルの環境動態と毒性に関する研究(同:高見昭憲)、3)胚様体を用いた発生分化毒性学に特化したマトリックスの開発(同:曽根秀子)の3件。1)では、廃液の適切な処理技術開発による温室効果ガスの発生抑制、水質保全、資源循環を目指して、高濃度蒸留廃液の適切メタン発酵処理技術の開発、処理水の循環利用に関する研究をタイの研究機関と連携して実施した。2)では、SOAと呼ばれる二次生成有機エアロゾルの細胞への曝露による毒性の研究、化学組成の分析、大気中での動態解明のためのモデル評価や発生源の解明などに関する一連の研究を行った。3)では、化学物質の発生毒性を評価するための細胞アッセイに最適化したマトリックスを開発することにより、細胞の分化誘導の過程を再現性良く制御した細胞アッセイの確立を目的に行った。
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