ヤマト運輸（株）とトヨタ自動車（株）及び日野自動車（株）の3社は、電動小型トラック（EVトラック）を実際に集配業務に使用する実証運行を、2013年3月中旬より開始すると発表した。同車は、日野が開発した1トン積超低床EVトラックで、荷台は3社が共同で仕様を企画した冷凍冷蔵バンを架装している。車両の走行と荷台に備えた冷凍冷蔵庫の稼動を全てリチウムイオンバッテリーで行うため、走行時の排出ガスはゼロ、また低騒音で住宅街での夜間や朝の集配業務にも最適な環境に優しいトラックだという。今回の実証運行では、EVトラック2台（トヨタと日野の各1台）を、東京都板橋区と町田市の一部の地域で使用する。3社では、約1年間を予定している実証運行期間中に、EVトラックの集配業務への適応性や実用性を検証し、商品化に向けた改良に役立てるとしている。