環境省は、平成20年度環境測定分析統一精度管理調査の公募を開始した。同省では、環境測定分析の信頼性の確保及び精度の向上等を目的として、昭和50年度から毎年度、環境測定分析統一精度管理調査を実施しており、平成20年度においても引き続き調査を実施する。　本年度は、基本精度管理調査として、カドミウム等を調査項目とした廃棄物（ばいじん）溶出液試料、クロム等を調査項目とした廃棄物（下水汚泥）試料、高等精度管理調査として、有機スズ化合物等を対象とした模擬水質試料、ダイオキシン類を調査項目とした廃棄物（ばいじん）試料を対象として実施する。調査では、均一に調製された環境試料を全国の環境測定分析機関（地方公共団体（都道府県、市）、その他分析機関（民間、大学、独立行政法人等））に送付し、その分析結果と前処理条件や測定機器の使用条件等との関係、その他分析実施上の具体的な問題点等について検討・解析する。