伊藤忠商事(株)、10%の燃費向上と大幅な排気ガス清浄化が可能な新エマルジョン燃料製造装置の開発に成功
発表日:2008.07.11
伊藤忠商事(株)と丸福水産(株)は、10%の燃費向上と大幅な排気ガス清浄化が可能な新エマルジョン燃料製造装置の製造・販売に関するライセンス契約を締結した。エマルジョン燃料とは、一般的に油と水のように混ざり合わない2液の一方を小滴化(粒径は一般に数μm)し、均一に分散混合された燃料のこと。伊藤忠商事では、丸福水産が特許技術を持つラモンドミキサーを使用してエマルジョン燃料製造装置を開発し、1年間の実証試験を実施してきた。その結果、C重油使用の10トン級ボイラーでは、5%の重油使用量削減と大幅な排ガス清浄化が確認され、ディーゼルエンジンでは、10%の燃費向上と40%以上のNOx削減、70%以上のばいじん量の削減が確認された。こうした結果を踏まえ、同社では商品化を決定し、今夏より、大型ボイラーを使用する工場、舶用エンジンを取り扱う造船各社、船舶会社向けに販売していくこととなった。
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