環境省は、第三次循環型社会形成推進基本計画（循環基本計画）の策定に関する中央環境審議会の答申を公表した。循環型社会形成推進基本計画は、循環型社会形成推進基本法に基づき、循環型社会の形成に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るために定めるもの。同法において、同計画は概ね5年ごとに見直しを行うものとされていることから、平成20年3月に策定された現行計画の見直しを検討するため、平成24年11月に中央環境審議会に諮問を行った。今回の答申のポイントは、最終処分量の削減など、これまで進展した廃棄物の量に着目した施策に加え、循環の質にも着目し、1）リサイクルに比べ取組が遅れているリデュース・リユースの取組強化、2）有用金属の回収、3）安心・安全の取組強化4）3R国際協力の推進、等を新たな政策の柱とすることが示された。同省では今後、同答申を踏まえ、平成25年5月31日に第三次循環型社会形成推進基本計画を閣議決定する予定という。