環境省、沿岸市町村の災害廃棄物処理の進捗状況(平成25年5月末時点)を公表
発表日:2013.06.21
環境省は、東日本大震災の被災3県沿岸市町村の災害廃棄物処理の進捗状況(平成25年5月末現在)を公表した。岩手県、宮城県、福島県の沿岸市町村では、東日本大震災の地震や津波などの被害で発生した災害廃棄物が大量に発生した。今回の進捗情報によると、災害廃棄物1,598万トンのうち、1,089万トン(約68%)の処理を完了し、4月末(1,010万トン(約63%))と比較すると79万トン(約5%)増加した。また、津波堆積物1,018万トンのうち、419万トン(約41%)の処理を完了し、4月末(377万トン(約37%))と比較すると42万トン(約4%)増加した。さらに、広域処理を実施済み、実施中、又は受入量決定済みの事業は、1都1府15県79件となり、広域処理済量は約37万トンとなった。同省では今後、岩手県・宮城県の災害廃棄物等のできるだけ早期の処理完了を目指し、着実な処理を推進する。また、津波堆積物の処理計画に基づき、資材の保管場所の確保や再生利用先との具体的な調整を図るという。