旭化成ホームズ（株）は、北海道大学大学院工学研究科の協力のもと、日立アプライアンス（株）、（株）日立空調SEと共同して、戸建住宅用量産システムとしては初めて地中熱と冷房排熱を給湯熱源に利用する地中熱利用ヒートポンプ給湯・冷暖房システムを開発した。このシステムは、ヒートポンプ式給湯機を地中熱冷暖房と組み合わせて給湯熱源を空気から地中熱に変更することにより、ヒートポンプ式給湯機の省エネ性を更に高めるもの。冬期の給湯では、空気と地中熱との温度差分だけ省エネ性が高まり、夏期の給湯では、冷房排熱を給湯熱源として利用することで、エネルギーの有効利用により省エネ性が高まる。これにより、冷暖房と給湯を合わせたトータルでのランニングコスト・CO2排出量を低減するという。