経済産業省、平成24年度(2012年度)エネルギー需給実績(速報)を公表
発表日:2013.10.02
経済産業省は、平成24年度(2012年度)のエネルギー需給実績(速報)を公表した。平成24年度の最終エネルギー消費は、生産量の減少や2011年度と比較して冷夏暖冬であったこと等により、電力(前年度比2.0%)や石油(同1.7%)が減少し、全体として前年度比1.2%減少(1990年度比3.3%増加)した。東日本大震災前の2010年度と比較すると、電力(8.0%減)、石油(4.1%減)が減少した一方で、都市ガスが1.7%増加し、全体として4.2%の減少となった。また、エネルギー起源の二酸化炭素排出量は、原子力発電の順次停止、化石燃料消費量増加等により、前年度比2.8%増加(1990年度比13.9%増加)した。さらに、一次エネルギー国内供給は、最終エネルギー消費の減少等を受けて前年度比1.5%減少となった。特に、原子力が前年度比84.3%減少し、原子力代替のための火力発電の増加等の影響により、石炭(同4.4%)・天然ガス(同3.5%)・石油(同1.4%)が増加した。