三菱重工業(株)、ブルガリアで風力発電事業の操業を開始
発表日:2008.08.07
三菱重工業(株)は、ブルガリアで風力発電設備を活用した売電事業を開始した。現地の建設会社イノス社と共同で、事業運営会社、カリアクラ・ウィンドパワー社を設立し、同国初となるウインドファーム(総発電量3万5,000kW、定格出力1,000kW×35基)を建設して営業運転入りしたもので、電力はすべて同国の国営電力会社(NEK)に販売される。同事業は、日本・ブルガリア両国の温暖化削減共同実施(JI)案件として進められる計画で、ブルガリアにおける再生可能エネルギーの利用促進と、わが国の排出権獲得に貢献することとなる。今回の風力発電事業が、既存の電力を代替することで削減できるCO2削減量は、年間約8万5,000トンで、それに伴う排出権は、35万トンまでを国際協力銀行(JBIC)などが主導して設立した日本カーボンファイナンス(JCF)へ売却し、それを超える部分は三菱重工(株)が購入するという。
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