三菱重工業(株)、インド尿素肥料会社にCO2回収技術を供与
発表日:2008.04.08
三菱重工業(株)は、インドの尿素肥料会社であるNFCL社(Nagarjuna Fertilizers and Chemicals Limited)に、二酸化炭素(CO2)回収技術を供与する。NFCL社が肥料増産用に新設する尿素肥料製造プラントに供するもので、CO2回収能力は世界最大級の450トン/日。プラントは2009年6月の完成予定となっている。今回供与するのは、天然ガスを燃料とする尿素肥料製造の工程で放出される燃焼排ガスからCO2を回収し、尿素合成プロセスに原料として供給する技術。尿素肥料の製造工程は、アンモニア製造と尿素製造からなるが、アンモニア製造の一次改質炉から放出される排ガス中に含まれるCO2を特殊な吸収液(KS-1)を用いて分離・回収し、アンモニアと合成して尿素を生産する。排ガスからのCO2回収率は約9割となる。
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