東京ガス（株）は、木質バイオマス発電事業を予定している（株）吾妻バイオパワーに出資し、木質バイオマス発電事業に参画すると発表した。木質バイオマス発電は、再生可能エネルギーによる発電の中でも経済性に優れ、気象状況に左右されず計画に基づいた運転が可能という特長がある。吾妻バイオパワーでは、木屑チップを燃料とした発電事業を行うために、現在、13,600kWの木質バイオマス発電所（群馬県吾妻郡）を建設中で、2010年度からの運転開始を目指している。同発電所で発電した電力は、CO2を排出しない新エネルギー電力として認定され、東京ガス（株）ではその全量を購入し、特定規模電気事業者（PPS）である（株）エネットなどに供給していくという。なお、本事業は、（独）新エネルギー・産業技術総合開発機構（NEDO）から、「新エネルギー等事業者支援対策事業」に採択されている。