（独）国立環境研究所は、同研究所の研究成果を分かりやすく伝える研究情報誌「環境儀」第51号｢旅客機を使って大気を測る－国際線で世界をカバー｣を刊行した。同研究所では、気象研究所、日本航空、航空機搭載装備品メーカーのジャムコ、公益財団法人JAL財団と共同で、国際線定期旅客便を使って二酸化炭素など温室効果ガスの観測を行うプロジェクト（CONTRAILプロジェクト）を行っている。今号は、同プロジェクトにおいて、1）旅客機のどこにどんな装置が載っていて、どんな運用をしているのか、2）どんなデータが取れて、それらはどんな研究に役立っているのか、等について、わかりやすく紹介する。さらに、世界で実施されている同じような定期旅客便による大気観測プロジェクトの動向やCONTRAILプロジェクトとの関わりについても紹介している。