大阪府は、平成24年度の大阪府域における化学物質の排出量等を公表した。これは、平成25年度にPRTR法及び府条例に基づき事業所から届出のあった平成24年度の化学物質の排出量等の集計、及び府並びに市町村が行った事業所に対する自主管理の促進の取組みについてとりまとめたもの。大気や公共用水域等へ排出された化学物質の量（届出排出量）は11,000トンで、平成23年度と比べると約3.7%（約400トン）減少した。また、光化学スモッグ等の原因のひとつである揮発性有機化合物（VOC）の届出排出量は、届出排出量全体の9割以上を占めており、約9,900トンであり、平成23年度と比べると約4.1%（約400トン）減少した。同府では、化学物質による環境リスクの低減に向け、引き続き市町村と連携し、事業者による化学物質の自主管理を促進するよう指導、助言をしていくという。