JAXA、陸域観測技術衛星2号「だいち2号」の打上げに成功
発表日:2014.05.24
(独)宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業(株)は、平成26年5月24日に、陸域観測技術衛星2号「だいち2号」(ALOS-2)を搭載したH-IIAロケット24号機の打上げに成功したと発表した。「だいち2号」は、「だいち」の後継機で、地図作成・地域観測・災害状況把握・資源探査の幅広い分野での利用をミッションとする。1)防災機関における広域かつ詳細な被災地の情報把握、2)国土情報の継続的な蓄積・更新、3)農作地の面積把握の効率化、4)CO2吸収源となる森林の観測を通じた地球温暖化対策など、を目的としている。搭載された「Lバンド合成開口レーダ(PALSAR-2)」は、天候や昼夜の影響を受けず観測可能なレーダで、「だいち」のPALSARから高性能化を図り、分解能1~3mのデータを得ることができ、観測可能範囲も2320kmと約3倍程度に拡がったという。
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