日本ユニシス（株）、（株）ユビテック、ジョルダン（株）、及び（株）日産カーレンタルソリューションは、函館市で電気自動車（EV）・小型EVによるカーシェアローミングサービスの実証実験を開始すると発表した。これは、地方都市におけるEVカーシェアを活用した新たな低炭素型交通システムの構築を目的としたもの。EVカーシェアローミングサービスは、航空交通や鉄道交通の分野で行われている他社との連携によるサービス提供範囲の拡大や利用者獲得の手法をEVカーシェアに取り入れたもの。事業者間のサービスの違いを吸収するシステムによって、利用者の利便性だけでなく、事業者側にも「空き車両を減らせる」等の効果を創出し、事業性を向上させるサービスモデルを実現する。今回の事業では、市内に設置された大型情報端末を用いて路面電車等の公共交通サービスも連携した最適ルート検索サービスも提供する。実施期間は、9月8日から11月29日の3ヶ月間。なお、同事業は、環境省の「CO2排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業」の採択を受けている。