（株）東芝は、エチオピア電力公社と、地熱発電分野における包括的な協業に合意し、覚書を締結したと発表した。エチオピアでは、6,000MW相当という豊富な地熱資源量を有する一方、既設の発電設備の90%以上が水力発電でまかなわれており、地熱発電は開発途上にある。2037年までに既存の2,268MWの発電設備容量を37,000MWまで急増させる計画で、その中でも地熱エネルギーの開発は大きな役割を担っている。今回の合意に基づき、両社は、エチオピアにおける地熱発電事業や人材育成を共同で進めていくこととなった。東芝では、今後も世界各地で受注活動を展開し、地熱発電、風力発電、水力発電、太陽光発電など多様な再生可能エネルギーの安定供給に取り組んでいくという。