三菱日立パワーシステムズ、モロッコの超々臨界圧石炭火力発電所向け蒸気タービン等を受注
発表日:2014.10.02
三菱日立パワーシステムズ(株)は、三井物産(株)などがモロッコで推進するサフィ超々臨界圧石炭火力発電所の建設プロジェクト向けに、蒸気タービンおよび発電機各2基を受注したと発表した。サフィ超々臨界圧石炭火力発電所は、三井物産とフランスの大手電力会社GDFスエズ社及びモロッコの政府系投資会社ナレバ社が合弁で設立した事業会社、サフィ・エナジー・カンパニーが、カサブランカの南西250kmのサフィ近郊に建設する出力計138万6,000kWの最新鋭発電所。アフリカで超々臨界圧発電所が建設されるのは今回が初めてで、運転開始後は長期売電契約に基づきモロッコ国営電力・水公社に電力を供給し、増大する同国の電力需要に対応する計画。超々臨界圧によって蒸気を高温・高圧にすることで発電効率を高め、CO2排出量を抑制する。同社では、超々臨界圧発電所の主要機器となる蒸気タービン、発電機を供給するほか、技術者を派遣し、現地でのトレーニングに当たるという。なお、運転開始は1号機、2号機とも2018年の予定という。
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