日本電気（株）（NEC）は、米国テキサス州立大学と水の保全管理など、社会インフラの運用管理を改善する研究・技術開発を共同で行う基本合意書（MOU）を締結したと発表した。両者は、今回の合意に基づき、共同で将来計画を策定。自然資源の責任ある持続可能な利用を実現するソリューションを開発するとともに、水保全に関する先端技術の実証実験も検討する。その第一弾として、漏水監視の領域で、地域の水需要に合わせて水資源を低コストで管理する最先端技術を開発し、公営水道事業会社に提供する。この中でNECは、米国の複数都市で漏水監視システムの実証実験（POC）を実施し、対象地域の水道システムに高精度センサを設置して水漏れのデータを収集し、クラウドを介してデータを集約・分析した結果を基に、水道事業会社に改善提案を行うという。