環境省、「中間貯蔵施設への除去土壌等の輸送に係る基本計画」を策定
発表日:2014.11.14
環境省は、「中間貯蔵施設への除去土壌等の輸送に係る基本計画」(輸送基本計画)を策定したと発表した。東京電力福島第一原子力発電所の事故により、福島県内では、除染に伴い生じる土壌や廃棄物の量が膨大であることから、これらを最終処分するまでの間、安全に集中的に管理・保管する施設として、中間貯蔵施設の設置が必要不可欠である。今回策定した輸送基本計画は、平成25年12月から開催してきた「中間貯蔵施設への除去土壌等の輸送に係る検討会」での議論等により、仮置場等から中間貯蔵施設までの除去土壌等の輸送に当たっての基本原則や基本方針等について取りまとめたもの。輸送の基本原則を、1)安全かつ確実に、2)短期間かつ円滑に、3)国民及び関係機関の理解と協力の下、輸送を実施することとしている。今後、輸送基本計画を前提として、関係機関と調整の上、搬出元、輸送ルート、輸送量、輸送時期等を含むより具体的な「中間貯蔵施設への除去土壌等の輸送に係る実施計画(仮称)」(輸送実施計画)を策定する予定という。