千葉県で渡り鳥糞便から鳥インフルエンザウイルス検出
発表日:2014.11.20
環境省は、千葉県で採取された渡り鳥糞便における鳥インフルエンザ検査状況等を公表した。これは、千葉県が独自に行っている渡り鳥糞便調査(平成26年11月18日に採取)の遺伝子検査により、長生郡長柄町で採取したカモ類の糞便2検体から鳥インフルエンザウイルス(H5N8亜型)遺伝子が検出されたことを受けたもの。同省では、「野鳥における高病原性鳥インフルエンザに係る対応技術マニュアル」に基づき、平成26年11月20日に、糞便採取地点の周辺10km圏内を「野鳥監視重点区域」に指定し、監視を強化した。今後、(独)農業・食品産業技術総合研究機構 動物衛生研究所(確定検査機関)において、高病原性鳥インフルエンザウイルスの確定検査を実施するが、検査結果判明まで数日から1週間程度かかる見込み。高病原性鳥インフルエンザウイルスが確定した場合には、環境省が野鳥緊急調査チームを派遣する予定。なお、全国での対応レベルは、すでに「対応レベル2」として監視を強化しており、引き続き監視を強化するという。