環境省、日本動物園水族館協会ツシマヤマネコ保護増殖事業を認定
発表日:2014.12.09
環境省は、(公社)日本動物園水族館協会(日動水)のツシマヤマネコ保護増殖事業について、絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律(種の保存法)に基づく国の保護増殖事業計画に適合している旨の環境大臣の認定を行ったと発表した。ツシマヤマネコは、国が定める保護増殖事業において、飼育下繁殖の実施による生息域外保全の推進が位置づけられ、平成8年の飼育開始以降、日動水所属の複数の動物園の協力を得ながら取組を進めている。その中で、日動水は各動物園間の連携体制の確保などの生息域外保全の取組全体の調整を行っている。こうしたこれまでの協力関係も踏まえ、日動水及び環境省は、平成26年5月22日に「生物多様性保全の推進に関する基本協定」を締結。今回の事業認定は、同協定に基づく両者の連携強化の一環。今後、ツシマヤマネコの生息域外保全等について、日動水及び正会員園館との連携をより一層深めて取組を進めていくという。なお、環境大臣が日動水に対して保護増殖事業計画の認定を行うのは今回が初めてとなる。
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