東北電力、西仙台変電所の大型蓄電池システムの営業運転を開始
発表日:2015.02.20
東北電力(株)は、西仙台変電所に設置した大型蓄電池システム(リチウムイオン電池、容量20,000kWh)が、平成27年2月20日から営業運転を開始したと発表した。これは、再生可能エネルギーのさらなる導入拡大を目指し、気象条件で出力が変動する風力発電や太陽光発電の導入拡大に伴い発生する周波数変動への対策として新たに取り組むもの。具体的には、中央給電指令所から蓄電池の充放電の自動制御を行い、これまで主に火力発電が担ってきた周波数調整機能と蓄電システムを組み合わせることによる周波数調整力の拡大効果を検証するもので、今後、平成29年度まで実証試験を予定している。なお、電力系統にこの規模の大型蓄電池システムを設置するのは、国内で初めての取り組みとなる。同社では、同システムの実証試験の効果等を検証し、引き続き、再生可能エネルギーの導入拡大に向けて最大限の取り組みを行っていくという。
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