環境省、新居浜北火力発電所建設計画に係る環境影響評価準備書に対する環境大臣意見を提出
発表日:2015.03.20
環境省は、新居浜北火力発電所建設計画に係る環境影響評価準備書について、平成27年3月20日付けで経済産業大臣に対し環境大臣意見を提出した。同事業は、住友共同電力(株)が愛媛県新居浜市の住友化学(株)愛媛工場新居浜地区内において、総出力15万kWの天然ガス火力発電所を新たに建設し、電力及び蒸気を供給するコージェネレーションシステムを構築するもの。今回の環境大臣意見では、事業者に対し、電力業界全体でCO2排出削減に取り組む枠組の構築に向けた取組を行うとともに、関係者と協力し、最新鋭の天然ガス発電設備の稼働によるCO2排出削減に取り組むこと、採用し得る最高水準の設備の導入及び総合熱効率を最大限向上させ、着実に二酸化炭素排出量を削減すること、等を求めた。また、経済産業省に対して、枠組の構築に向けて電力業界に取組を促すとともに、経済産業省自ら、枠組構築に向けた検討の進捗を把握し、内容を確認し、実効性ある取組を確保すること。併せて、環境負荷の低減に向けて、最新鋭の発電設備の活用を促すよう求めた。