神奈川県、「里地里山保全等地域」に厚木市荻野を選定
発表日:2015.03.26
神奈川県は、「里地里山保全等地域」に厚木市荻野を選定したと発表した。同県では、里地里山の多面的機能の発揮と次世代への継承を図るため、平成20年4月に「神奈川県里地里山の保全、再生及び活用の促進に関する条例」を施行している。今回、同条例に基づき、厚木市上荻野、中荻野、下荻野、鳶尾、みはる野、まつかげ台の全部を「里地里山保全等地域」として選定した。同地域は、厚木市の北西部、丹沢山塊の麓に広がる地域で、中央には荻野川が流れ、その流域に入りくんだ谷戸を残す地域で、様々な生きものを育むためにも重要な地域となっている。平成14年に地域住民を主体として「荻野三つ沢の里山を守る会」が発足し、団体と市、公募の市民ボランティアが連携・協働する取組を行うなど里地里山保全活動への機運が高まっている。同県では今後、選定地域における土地所有者等と保全等の活動を行う団体との活動協定の締結に向け、支援を行っていくという。なお、今回の認定により、県内の里地里山保全等地域は累計19地域となった。
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