神奈川県、「里地里山保全等地域」に松田町寄地域を選定
発表日:2016.08.23
神奈川県は、「里地里山保全等地域」に松田町寄地域を選定したと発表した。同県では、里地里山の多面的機能の発揮と次世代への継承を図るため、平成20年4月に「神奈川県里地里山の保全、再生及び活用の促進に関する条例」を施行している。今回、同条例に基づき、松田町寄地域の全部(2,241ha)を「里地里山保全等地域」として選定した。同地域は、松田町の北部に位置し、背後に丹沢大山国定公園を抱える地域で、山間沿いに点在する集落と一体となった里地里山の風景が色濃く残された地域であるが、農地や山林の荒廃化が進んでいる。このような中、地元住民が主体となり、荒廃地の再生利活用やハイキングコースの保全の取組を始めるなど、地域の活性化の機運が高まっている。同県では今後、選定地域における土地所有者等と保全等の活動を行う団体との活動協定の締結に向け、支援を行っていくという。なお、今回の認定により、県内の里地里山保全等地域は累計20地域となった。
▲ページ先頭へ
新着情報メール配信サービス
RSS