環境省、西沖の山発電所(仮称)新設計画に係る計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見を提出
発表日:2015.06.12
環境省は、山口県で計画されている「西沖の山発電所(仮称)新設計画に係る計画段階環境配慮書」について、平成27年6月12日付けで経済産業大臣に対し環境大臣意見を提出した。同事業は、山口宇部パワー(株)が、山口県宇部市の宇部興産(株)構内において、石炭を燃料とする総出力120万kWの火力発電所を新設するもの。今回の環境大臣意見では、以下を述べている。国の目標との整合性が確保されるためには、平成25年4月の「東京電力の火力電源入札に関する関係局長級会議取りまとめ」に基づく電力業界全体で二酸化炭素排出削減に取り組む枠組(以下、枠組)の存在が不可欠であるが、現時点において、枠組は構築されておらず、エネルギーミックスに基づく約束草案政府原案の達成に支障を及ぼす懸念がある。このため、同事業の計画が、国の目標と整合性を持っていると判断できず、現段階において、是認しがたい、としている。
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