横浜ゴムなど、バイオマスを原料とした合成ゴムの新技術を開発
発表日:2015.07.29
横浜ゴム(株)は、東京工業大学との共同研究により、バイオマスを原料とした合成ゴムの新技術を開発したと発表した。両者は、2012年からバイオマスから合成ゴムを作りだす共同研究を進めてきた。現在、ブタジエンは石油精製の副産物として工業的に生産され、自動車タイヤなどの原料となる合成ゴム(ブタジエンゴム)の原料として使用される。今回、バイオマス(生物資源)であるセルロース(植物繊維の主成分である糖)から直接ブタジエンを合成する触媒の開発に成功した。今後、量産化に向けた触媒設計を進め、2020年代前半を目標に実用化を目指す計画。今回の技術の開発によって、今後石油への依存度が低減でき、地球温暖化の原因とされる二酸化炭素削減に貢献できるという。
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