環境省、レッドリスト2015を公表
発表日:2015.09.15
環境省は、レッドリスト2015を公表した。同リスト(絶滅のおそれのある野生生物の種のリスト)は、日本に生息又は生育する野生生物について、専門家で構成される検討会が、生物学的観点から個々の種の絶滅の危険度を科学的・客観的に評価し、その結果をリストにまとめたもの。今回、哺乳類の一部の種(ゼニガタアザラシ、カモシカ)についてカテゴリー(ランク)を見直した。絶滅危惧Ⅱ類(VU)とされていたゼニガタアザラシが準絶滅危惧(NT)と評価されたため、絶滅のおそれのある種として掲載された種数は、10分類群合計で3,596種(これまでは3,597種(第4次リスト:平成24年度公表))となった。同省では、平成27年度からは、生息状況の悪化等によりカテゴリーの再検討が必要な種については、時期を定めず必要に応じて個別に見直すこととしており、今後、他の分類群についても必要に応じて見直しを進める予定という。