ミサワホーム（株）と京セラ（株）は、奈良県内に建設したモデル住宅において、「エネルギー自家消費型住宅」の実証実験を、2015年10月から開始すると発表した。同住宅は、自家発電した再生可能エネルギーを優先的に使用し、災害時も安心で、平常時は極力エネルギーを買わない暮らしを可能にするもの。今回の実証実験では、太陽光発電システムや太陽光発電連係型リチウムイオン蓄電システム、ハイブリッド給湯・暖房システム、涼風制御システム、HEMSなどの設備を搭載し、電気やガスを遮断した状態で、自家発電エネルギーによる生活継続が可能かを検証する。両社では、今回の実証データを基に、自家発電したエネルギーを使用して災害時にも自宅生活を継続できる住まい方や仕様を提案していく予定。また、2016年以降、平常時にもできるだけエネルギーを買わない住まい方についての実証実験を進めていくという。