環境省など、「有機顔料中に副生するPCBの工業技術的・経済的に低減可能なレベルに関する報告書」を公表
発表日:2016.01.29
厚生労働省、経済産業省及び環境省は、「有機顔料中に副生するポリ塩化ビフェニル(PCB)の工業技術的・経済的に低減可能なレベルに関する報告書」を公表した。三省では、平成24年2月に一部の有機顔料が、非意図的に生成したPCBを含有することが判明したことを受け、有機顔料中で非意図的に副生するPCBについて、工業技術的・経済的に低減可能なレベルを検討することを目的として、同年7月に「有機顔料中に副生するPCBの工業技術的・経済的に低減可能なレベルに関する検討会」を合同で設置した。今回の報告書は、PCB副生の原理、管理方法、分析方法等に関しての検討結果をとりまとめたもの。主な内容は、1)有機顔料の製法、PCB副生の原理及び低減策、2)副生PCBの工業技術的・経済的に低減可能なレベルと適切な管理、3)分析方法、となっている。今後、同報告書を踏まえ、副生第一種特定化学物質を含有する化学物質の取扱いについて、関係団体・事業者等に別途周知する予定という。
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