新潟県、粟島浦村沖「海洋再生可能エネルギー実証フィールド」における流況調査結果を公表
発表日:2016.02.10
新潟県は、粟島浦村沖「海洋再生可能エネルギー実証フィールド」における流況調査結果を公表した。海洋再生可能エネルギー実証フィールドは、海洋再生可能エネルギー利用のための実験海域として総合海洋政策本部が選定しているもので、これまでに5県7海域が選定されている(粟島浦村沖は平成26年7月に選定)。今回、平成27年7月8日~12月10日までの定点連続計測及び年間流況シミュレーションを実施。その結果、観測期間を通じて、対馬暖流(北~北東への流向)の影響と考えられる「海流」を確認した。また、夏季は冬季よりも、流速の速い安定した流れを確認した。同フィールドの特性は、1)低流速を捉えて発電できる垂直軸型水車を用いた発電装置(県が開発・実証を支援)に適合、2)フルスケールでの実証前に低リスクで着手可能な、小型プロトタイプ向け、としている。今回の調査で得られた流況データを大学・企業等に広く情報発信することにより、「海洋再生可能エネルギー実証フィールド」の活用を促進するという。
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