環境省は、平成28年度ヒートポンプを活用した低炭素型農業推進事業に係る補助事業者を募集すると発表した（公募期間：平成28年5月10日～6月9日17時必着）。農業におけるエネルギー使用量は石油に大きく依存しており、中でも施設園芸はCO2排出量の多くを占めている。CO2排出削減のためには、ヒートポンプ設備の導入が効果的であるが、農業者は慣れ親しんだ営農を継続する傾向が強く、低炭素化のシフトが難しい一面がある。今回の事業は、農業分野の低炭素化を図るため、農業法人等が省CO2化に取組む計画（低炭素化推進計画）を策定し、当該計画に基づいて農業者に対してヒートポンプ設備の導入を進める事業を支援するもの。対象者は、1）農業協同組合連合会、2）農業協同組合、3）農事組合法人、4）農事組合法人以外の農地所有適格法人、5）特定農業法人、6）農業公社、7）補助対象設備ファイナンスリースにより提供する契約を行う民間企業で、対象経費の1/3を上限に補助されるという。