環境省は、G7富山環境大臣会合において、UNEP国際資源パネル（UNEP-IRP）から資源効率性に関する統合報告書の政策決定者向け要約（SPM）、OECDから政策ガイダンスが公表されたと発表した。これは、2015年のG7エルマウ・サミットにおいて、資源効率性が議題の一つとして取り上げられ、G7各国が資源効率性の向上に向けて野心的な行動を取ることが確認され、UNEP-IRPとOECDに対し、資源効率性向上のポテンシャルとそれを実現するための解決策を示した統合報告書と、政策ガイダンスの作成が招請されたことを受けたもの。UNEP-IRP統合報告書では、資源効率性の向上がいかに経済成長や開発に寄与するとともに、世界の物質、エネルギー、バイオマス、水の使用量や環境影響を低減させるかの展望を示している。また、OECD政策ガイダンスでは、資源効率性の向上を実現するために取るべき主な政策アプローチや手法についてのガイダンスを与え、G7の担うべき重要な役割について勧告がなされているという。