山形県は、平成27年度末における同県の生活排水処理施設の普及状況を公表した。生活排水処理施設は、生活環境の改善や公共用水域の水質保全といった役割を担っている。今回、平成27年度末に生活排水処理施設で処理できる人口は、約102万人となった。これを県の人口に対する割合でみた平成27年度末の生活排水処理施設普及率は、平成26年度末の90.1%から0.7ポイント増加し、90.8%（処理施設別：下水道75.6%、農業集落排水等7.4%、浄化槽7.9%）となった。これは、「第二次県全域生活排水処理施設整備基本構想（平成18年3月策定、平成23年3月改訂）」で定めている平成27年度末の生活排水処理施設普及率91%を、概ね達成したこととなる。同県では今後、「第三次山形県生活排水処理施設整備基本構想（平成28年3月策定、平成37年度末の生活排水処理施設普及率の目標96%）」に基づき、引き続き未整備地域の着実な整備を図っていくという。