堺市は、「堺市水素エネルギー社会構築ロードマップ」を平成28年7月に策定したと発表した。同市は、臨海部に集積する拠点的なエネルギーインフラを活かして、産学公連携による水素エネルギー利活用の推進を図るために、平成27年6月に、企業や大学、行政等からなる「堺市水素エネルギー社会推進協議会」を設立した。今回のロードマップは、産業クラスターの形成・国内最大規模の水素インフラ構築・水素利活用によるスマートな地域づくりの3つの構想を目標としたもの。2040年までの間、短期（～2020年：水素市場の立上げ）、中期（2020～2030年：水素市場拡大・ビジネス確立）、長期（2030～2040年：水素ビジネス展開）の水素エネルギーの基盤整備に関する段階的な取組を推進するという。