環境省、(仮称)葛巻ウィンドファームプロジェクトに係る環境影響評価準備書に対する環境大臣意見を提出
発表日:2016.12.27
環境省は、(仮称)葛巻ウィンドファームプロジェクトに係る環境影響評価準備書について、平成28年12月27日付けで経済産業大臣に対し環境大臣意見を提出した。同事業は、三菱商事パワー(株)が、岩手県岩手郡葛巻町において、最大で総出力110,400kW(2,300kW×48基)の風力発電所を設置するもの。対象事業実施区域及びその周辺は、イヌワシ等の生息環境となっているほか、イヌワシ・クマタカ等の希少猛禽類の営巣が確認されている。また、現状の工事計画では、風力発電設備等の設置により多くの土地の改変が行われ、土工量が著しく多いものとなっている。今回の環境大臣意見では、1)工事計画の見直しにより、切土高、盛土高を減じ、残土の発生を最小限に抑えること、2)工事用資材等の輸送に伴う騒音の低減に努めること、3)イヌワシ、クマタカ等のバードストライクの可能性を低減するため、ブレード塗装等視認性を高める措置を設備稼働前に講ずること、等を求めている。
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