環境省、(仮称)稲庭田子風力発電事業に係る環境影響評価準備書に対する環境大臣意見を提出
発表日:2017.09.15
環境省は、(仮称)稲庭田子風力発電事業環境影響評価準備書について、平成29年9月19日付けで経済産業大臣に対し環境大臣意見を提出した。同事業は、(株)グリーンパワーインベストメントが、青森県田子町、岩手県二戸市及び八幡平市において、最大で総出力115,600kW(3,200~3,400kW級×34基)の風力発電所を設置するもの。対象事業実施区域の一部には大径木のブナが多数生育する自然度の高い植生が存在しているほか、同区域及びその周辺には、国有林や保安林が存在している。また、同区域周辺では、複数のクマタカのペアによる営巣をはじめ、イヌワシ等の希少猛禽類の生息が確認されている。さらに、同区域の周辺には複数の住居が存在している。今回の環境大臣意見では、1)騒音の影響を回避又は極力低減すること、2)クマタカ等の希少猛禽類に対する、供用後の事後調査及び環境監視を実施すること、3)自然度の高い植生であるブナの巨樹・巨木の伐採を極力回避すること、等を求めている。
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