JFEエンジニアリング、パームヤシの未利用部位等によるバイオマス発電プラントを建設
発表日:2017.04.07
JFEエンジニアリング(株)は、パームヤシの房から実を取り出した後に残る空果房(EFB)など燃料とするバイオマス発電プラントを設計・調達・建設する。発注者は、太平洋セメント(株)などが設立した電力卸事業会社で、岩手県大船渡市内に計画している発電プラントに、JFEエンジニアリングが業務提携しているフィンランドのValmet社の循環流動層ボイラを適用し、EFB、PKS(椰子殻)および石炭の混焼、発電出力75,000kWのプラントを築造し、2019年の商業運転開始を目指すという。EFBは、PKSを上回る賦存量のあるバイオマス燃料として以前より注目されていたが、取り扱いが難しくこれまで国内ではほとんど利用されていなかった。今回のEFBの採用を機に、従来困難とされていた未利用バイオマスや廃棄物系バイオマスの燃料利用の拡大が期待できるという。
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