住友商事（株）、日産自動車（株）および鹿児島県薩摩川内市の3者は、甑島列島北部に位置する上甑島（かみこしきしま）に電気自動車（EV）を導入する『島民参加型のこしき島「みらいの島」共同プロジェクト』を本格始動したことを発表した。住友商事は、九州・沖縄エリアの離島へのリユース蓄電池システム導入に取り組んでおり、薩摩川内市とEVの使用済み蓄電池を用いた大型リユース蓄電池共同実証事業を進めている。一方、日産自動車は、住友商事や薩摩川内市と協力して、充電環境の整備やEV導入効果等に関する助言を行ってきた。今回のプロジェクトは、日産自動車の商用タイプEVを上甑島に40台導入し、EVによる再生可能エネルギー導入拡大の可能性を検討するもの。同プロジェクトを通じて、地域に「再エネ」と「EV」を普及・定着させ、低炭素社会の実現につながる事業モデルの構築に取り組むという。