新エネルギー・産業技術総合開発機構（NEDO）とドイツ連邦教育研究省（BMBF）は、2017年5月24日、二次電池分野において更なる協力関係を構築していくことに合意し、共同宣言に署名したと発表した。二次電池技術の開発競争が活発化している中で、今後も日本の蓄電池産業の競争力強化につなげていくためには、戦略的に海外各国との連携体制を構築し、技術開発などを効果的・効率的に推進することが極めて重要である。今回の共同宣言は、2010年9月に締結した二次電池分野における協同活動に関する基本協定書（MOU）について、有効期間の見直しや協同活動項目の追加などを改訂したもの。共同宣言の調印に伴い、NEDOはBMBFとともに、非競争領域における次世代蓄電池技術に関する情報交換や研究者交流などに加えて、二国間共同研究の推進を目指すことで、両国のさらなる連携強化を図るという。