新エネルギー・産業技術総合開発機構（NEDO）は、2017年3月末時点の「日本における風力発電設備・導入実績」を公表した。NEDOでは、毎年度、国内の電力会社からの聞き取り調査をもとに、単機出力10kW以上かつ総出力20kW以上の系統連系されている全ての風力発電設備に係る導入実績調査を行っている。日本における風力発電の導入量（累積）は、総設備容量336万kW、総設置基数2,203基となり、2016年度（単年度）は、設備容量24万kW、設置基数105基の風力発電設備が導入された。都道府県別の導入状況を見ると、総設備容量は、青森県が最も多く、次いで秋田県、北海道が多い。また、設置基数は、北海道が最も多く、次いで青森県、秋田県が多くなっている。なお、2016年度までの導入機器（累積）に占める国産機の割合は、約32%（全体で約336万kWのうち、国産機は約107万kW）と試算された。