環境省、武豊火力発電所リプレース計画に係る環境影響評価準備書に対する環境大臣意見を提出
発表日:2017.08.01
環境省は、武豊火力発電所リプレース計画環境影響評価準備書について、平成29年8月1日付けで経済産業大臣に対し環境大臣意見を提出した。同事業は、中部電力(株)が愛知県知多郡武豊町の武豊火力発電所において、重油・原油を燃料とする既設の2~4号機(合計出力112.5万kW)を廃止し、既に廃止済みの1号機と併せて撤去し、新たに石炭を燃料(木質バイオマス混焼)とする5号機(出力約107万kW)を設置するもの。今回の環境大臣意見では、1)国内外の状況を踏まえた対応の道筋を描くことにより事業を実施する場合には、ベンチマーク指標の目標を確実に達成するとともに、所有する低効率火力発電所の休廃止・稼働抑制など、2030年以降に向けて、更なるCO2排出削減を実現する見通しをもって、計画的に実施すること、2)木質バイオマス混焼については、国際的な森林認証を得た材料の調達等により違法な森林伐採等を回避するとともに、調達段階におけるCO2排出量の把握等総合的な評価を実施した上で排出の低減に最大限努めること、等を求めている。
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