環境省、(仮称)折爪岳南(I期地区)風力発電事業に係る環境影響評価準備書に対する環境大臣意見を提出
発表日:2017.09.19
環境省は、(仮称)折爪岳南(I期地区)風力発電事業環境影響評価準備書について、平成29年9月19日付けで経済産業大臣に対し環境大臣意見を提出した。同事業は、ジャパン・リニューアブル・エナジー(株)が、岩手県九戸郡九戸村、二戸郡一戸町及び二戸市において、総出力52,800kW(3,200~3,400kW級×最大16基)の風力発電所を設置するもの。風力発電設備設置予定位置の近隣には複数の住居が存在している。また、対象事業実施区域及びその周辺では、クマタカ等の希少猛禽類及び渡り鳥の生息が確認されている。今回の環境大臣意見では、1)一部風力発電設備の稼働停止等により、風車の影による生活環境への影響を回避又は極力低減すること、2)鳥類についての調査結果及び専門家等からの助言を踏まえて、供用後の事後調査を実施すること、3)折爪馬仙峡県立自然公園の管理者と協議し、景観について適切な環境保全措置を講じること、4)可能な限り土地の改変を抑制すること、等を求めている。
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