旭硝子、低GWP冷媒の事業化に向けた取組を発表
発表日:2017.10.23
旭硝子(株)は、自社開発した低GWP化冷媒の事業化に向けた取組を発表した。同冷媒は、世界的な代替フロン(HFC:ハイドロフルオロカーボン)使用の見直しや、オゾン層破壊物質の全廃などの流れがあるなかで、国内外の空調機器メーカーへの導入を図るために開発したもの。オゾン破壊係数は実質ゼロで、GWP(地球温暖化係数)は1未満に抑えられているという。2017年10月に、日本企業として初めて、空調や冷凍機器や冷媒の規格を制定している米国暖房冷凍空調学会(ASHRAE)の承認を取得した。また、ASHRAEの承認を受けて、荏原冷熱システム(株)の次期ターボ式冷凍機に、同社の新冷媒の採用が決定した。2018年初頭に同冷媒の商業生産を開始し、バイナリー発電機・排熱回収ヒートポンプ等、各種機器における採用の加速が見込まれるという。
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