高知県、県版レッドリスト(動物編)を改訂
発表日:2017.10.31
高知県は、「高知県レッドリスト(動物編)2017改訂版」を公表した。同県では、県内に生息する絶滅のおそれのある動物の実態をとりまとめた「高知県レッドデータブック〔動物編〕」を平成14年1月に発行した。その後10年以上が経過し、内容の見直しが必要であることから、平成26年4月にレッドデータブックの改訂作業に着手し、再評価を行った。今回の改訂版では、絶滅のおそれのある種(絶滅危惧Ⅰ類及びⅡ類)の数は、改訂前と比較して、46種増加となった。また、昆虫類のタガメ・ヤマトオサムシダマシ・チャマダラセセリの3種が絶滅種となった。主な増加要因として、開発等の人間活動やニホンジカの食害などによる生息環境の悪化、調査の進展に伴う情報量の増加などがあげられている。同県では、高知県版のレッドデータブック(動物編)を2018年中に発刊する予定という。